
はじめに:寒い季節の相棒、ニット帽をもっと楽しもう!
肌寒くなる秋冬シーズン。
散歩や通勤・通学、お出かけのお供に欠かせないのがニット帽です。
保温性が高く、寝ぐせも隠せる優秀アイテムですが…ただかぶるだけじゃもったいない!
今回は、そんなニット帽をオリジナルにカスタマイズするDIYをご紹介します。
特別な道具がなくてもできる印刷・転写テクニックで、世界にひとつだけの帽子を作ってみませんか?
加えて、意外と知られていない「ニット帽・ビーニー・ワッチ」の違いも解説。
最後にはおすすめのカッティングマシン紹介もありますので、お見逃しなく!

・ニット帽にプリントを入れたい
・オリジナルの帽子を作りたい
・ニット帽・ビーニー・ワッチの違いを知りたい
第一章:ニット帽・ビーニー・ワッチの違いとは?
「全部ニット帽じゃないの?」と思っていませんか?
実は素材や形、用途に違いがあるんです!
種類 | 特徴 | 素材 | おすすめシーン |
---|---|---|---|
ニット帽 | 一般的に毛糸などで編まれた帽子全般 | アクリル/ウールなど | 防寒・カジュアル全般 |
ビーニー | 頭にフィットするシンプルなスタイル | 薄手のニット素材 | スポーティ、ストリート系 |
ワッチキャップ | 折り返しあり、厚手でミリタリーテイスト | 厚手ニット | バイカー・ミリタリー系 |
👉 選び方のポイント
転写やロゴを入れるスペースも考慮すると◎
ファッションに合わせてシルエットで選ぶ
折り返しの有無で印象チェンジ!
第二章:印刷・転写で作るオリジナルニット帽とは?
ニット帽に「印刷」ってできるの?
実は、布専用のシートやフィルムを使えば、家庭用アイロンでも転写が可能なんです!
印刷と転写の違いを比較!
方法 | 特徴 | 必要な道具 | 初心者向け度 |
---|---|---|---|
アイロン転写 | アイロンで圧着。コスパ◎ | 転写シート、アイロン | ★★★★★ |
プレス機 | 均一な圧力と温度。プロ向け | 専用機材が必要 | ★★☆☆☆ |
シルク印刷 | 大量制作向け。高耐久 | 製版・インクなど | ★☆☆☆☆ |
初心者には、まずは転写シート×アイロン方式がおすすめです!
今回はアイロンシートの中でもラバーシートタイプを使用します。
アイロンシートは印刷した画像などを布に転写できる転写シートが有名ですが、
制作するニット帽にはシンプルなロゴとイラストを入れる予定なので、
好きな形に切り抜いて、上からアイロンでプレスするとそのシートの色が移るラバーシートタイプを使う事にしました。
この熱転写ラバーシートタイプは発色がよく耐久性もあるので
プロの現場でもよく使われています。
一方、転写シートに比べて自分でシートをカットしなければならないのがデメリットでもありますが仕上がりの強度&綺麗さを優先しました
※綿素材ではないので、しっかりと貼り付けられそうなラバーシートタイプを選んだ理由でもあります。
↑アパレルやグッズ制作によく使われるアイロンシート(ラバータイプ)での熱転写
第三章:初心者OK!転写DIYの手順ガイド
実際にどんな流れで作っていくのか、以下のステップでご紹介します。
✅STEP 1:準備するもの
アイテム | 説明 |
---|---|
ニット帽 | フラットな面のあるものがベスト |
布用転写シート | 黒地用・白地用があるので注意 |
家庭用アイロン | スチームなしモード推奨 |
アイロン台 or 平らな台 | 均一な圧をかけられる場所 |
カッティングマシン | ※なくてもOK。文字やロゴをカットしたい場合推奨 |
\オススメアイテム/

✅STEP 2:デザイン作成
CanvaやPicsArtなど無料アプリで簡単ロゴ作成
カッティングマシン用ならSVG形式で保存
今回はアドビイラストレーターを使用



✅STEP 3:転写作業
- シートをデザイン通りにカット(マシン or ハサミ)
- 転写面を帽子に置き、クッキングシートをかぶせる
- 中温〜高温のアイロンで10〜15秒ほどプレス(強く押すのがコツ!)
- 冷めたらゆっくりフィルムを剥がす
🔥POINT: 素材によっては焦げやすいので、必ず目立たないところでテストしましょう。

アイロンシートは、使う大きさにぎっしりデザインを置いた方が無駄にならないので、
私は毎回使うアイロンシートのサイズにぎっしりデザインデータをおいています(笑)
これらは今後使いそうなデータをカットしておいたり、また流用しそうなデータの予備をカットして保存しています。





アイロンでプレス(熱転写印刷)
カッティングマシンで製作した、アイロンシートのデザインパーツを、ニット帽のデザインを入れたい部分に置いて、アイロンを上から押して当てればアイロンシートの白色をニット帽にうつします




✅STEP 4:仕上げとお手入れ
- 完成後は24時間以上洗わないのがベスト
- 洗濯は「手洗い・裏返し」が基本!


これで完成です!

第四章:カッティングマシンで一歩先のDIYへ!
「手作業はちょっと不安…」という方におすすめなのがカッティングマシン。
ロゴや文字をキレイにカットしてくれるので、仕上がりがぐっとプロっぽくなります!
おすすめ機種比較
機種名 | 特徴 | 価格帯 | 初心者向け度 |
---|---|---|---|
Cricut Joy | コンパクト&スマホ対応 | 約2〜3万円 | ★★★★★ |
Silhouette Cameo | 高精度&カスタム自由度高め | 約3〜5万円 | ★★★★☆ |
ScanNCut | スキャン機能あり、布にも強い | 約5万円〜 | ★★★☆☆ |
👉 著者が愛用しているカッティングマシンはカメオ
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まとめ&Q&A
Q:転写って洗濯しても大丈夫?
→ 手洗い・ネット使用なら◎ 長持ちさせるには優しく扱おう!
Q:帽子以外にも使える?
→ トートバッグ、Tシャツ、エプロンなどにも応用可能!
Q:失敗したらどうする?
→ 高温で再プレス or リムーバーで剥がして再トライ!
おわりに:自分だけの帽子で、冬のおしゃれをもっと楽しく!
市販の帽子に飽きたら、ぜひチャレンジしてほしい「オリジナルニット帽DIY」。
手間も愛情も詰まった帽子は、防寒だけじゃなく心まであたためてくれます。
あなただけのデザインで、この冬をもっと楽しく、もっと自由に。
Let’s enjoy your own custom beanie!