ニット帽に印刷(転写)して作るオリジナル帽子。ニット帽とビーニー・ワッチの違いも解説
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肌寒い時期の散歩の強い味方、ニット帽、
ニット帽は寝起きの寝ぐせヘアスタイルもカバーでき、あたたかくて便利なアイテム。
しかも、コーディネートや被り方次第ではおしゃれさんにも見えるので
ぬくぬくな秋冬のファッションをより楽しめます

今回はこのニット帽をアレンジしてオリジナルニット帽をつくってみます

キャニオ君
この記事は次のような人におすすめ!
・ニット帽にプリントを入れたい
・オリジナルの帽子を作りたい

肌寒い時期のワンちゃん散歩も
オリジナルニット帽なら、すこしだけ楽しくなっちゃうかも?

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オリジナルニット帽づくりは、アイロンシートをカットしてアイロンで押さえるだけ

ご紹介するニット帽のアレンジ方法は、アイロンシートをデザインの形にカットしてアイロンで押さえるだけです。カットにはカッティングマシンを使っていますが、デザインナイフを使えば手でも切り抜けます

アイロンシートはラバータイプを使用

今回はアイロンシートの中でもラバーシートタイプを使用します。
アイロンシートは印刷した画像などを布に転写できる転写シートが有名ですが

制作するニット帽にはシンプルなロゴとイラストを入れる予定なので、
好きな形に切り抜いて、上からアイロンでプレスするとそのシートの色が移るラバーシートタイプを使う事にしました。
この熱転写ラバーシートタイプは発色がよく耐久性もあるので
プロの現場でもよく使われています。

一方、転写シートに比べて自分でシートをカットしなければならないのがデメリットでもありますが仕上がりの強度&綺麗さを優先しました
※綿素材ではないので、しっかりと貼り付けられそうなラバーシートタイプを選んだ理由でもあります。

↑アパレルやグッズ制作によく使われるアイロンシート(ラバータイプ)での熱転写

①デザインの制作

まずは入れるデザインを考えます、デザインはイラストレーターを使うのがベストですが、無料ソフトや手描きでもOKです。

ニット帽には表面が凸凹しているのと、アクリル系素材(毛のような質感)をこうりょしてできるだけシンプルなデザインにしてみます
ニット帽には表面が凸凹しているのと、アクリル系素材(毛のような質感)を考慮してプリントしやすいように、できるだけシンプルなデザインにしてみます。文字とアイコン(イラスト)のシンプルなデザインをつくりました

デザインが決まったらアウトライン化してDXF形式で書き出します。これは使用するカッティングマシン  カメオで読み込むの、にDXF形式にしておかないとイラストレーターデータファイルのままだと、読み込めないからです。画像はそのまま読み込めます。※ほかのカッティングマシンやソフトによってはイラストレーターファイルのまま読み込みも可能です
デザインが決まったらアウトライン化してDXF形式で書き出します。これは使用するカッティングマシン  カメオで読み込むの、にDXF形式にしておかないとイラストレーターデータファイルのままだと、読み込めないからです。画像はそのまま読み込めます。※ほかのカッティングマシンやソフトによってはイラストレーターファイルのまま読み込みも可能です

DXF形式の書き出し設定です。

②カッティングマシンでカット

カッティングマシン(カメオ)の付属ソフトで先程のデザインを開い調整後
アイロンシートをセットして送信ボタンを押せばカッティングマシンでカットされます

画像にたくさんデータが置いてあるのは、
アイロンシートは、使う大きさにぎっしりデザインを置いた方が無駄にならないので、
私は毎回使うアイロンシートのサイズにぎっしりデザインデータをおいています(笑)
これらは今後使いそうなデータをカットしておいたり、また流用しそうなデータの予備をカットして保存しています。 
カッティングマシンのカット設定はコチラにしました。今回のアイロンシートは厚みが80μ(80ミクロン=0.08mmで)です


アイロンシートはカットする時に反転してカットする必要がありますので注意しましょう
アイロンシートはカットする時に反転してカットする必要がありますので注意しましょう
アイロンシートをカッティングマシンにセット
アイロンシートをカッティングマシンにセット。白を使います。※黒とピンク色のアイロンシートは他で使用するモノで今回のニット帽には使いません
カットが終わったらカッティングマシンから取り除きます

余計な部分を取り除いたら、デザイパーツは完成です

③アイロンでプレス(熱転写印刷)

カッティングマシンで製作した、アイロンシートのデザインパーツを、ニット帽のデザインを入れたい部分に置いて、アイロンを上から押して当てればアイロンシートの白色をニット帽にうつします

ヒートプレスマシンを使っていますが、アイロンでも出来ます
デザインを入れたい部分において、耐熱テープで固定しましょう
デザインを入れたい部分において、耐熱テープで固定しましょう
耐熱テープで固定しておかないと、プレス時によくずれますので、なるべく固定するのがおすすめ
耐熱テープで固定しておかないと、プレス時によくずれますので、なるべく固定するのがおすすめ
160度で20秒プレスしてみました!このあと少し冷えたら、アイロンシートについている透明なフィルムを剥がせば完成
メインの部分はCANINIという文字だけいれました
反対側には犬のアイコン(イラスト)をいれました、
これで完成です!
着用するとこんな感じです

オリジナルニット帽の作り方:まとめ

オリジナルのニット帽は簡単にできるのですが、アイロンのプレス温度が難しいです
今回は高温すぎたせいか、ニット帽の生地が少しへたってしまいました
アクリル素材への熱転写は、少し検証が必要だと感じました

とはいえ個人で着用するには、申し分のない仕上がりになったと思います

ちなみにヘタリやテカリは、スチームアイロンと洗濯で多少リカバリーできます

オリジナルニット帽作りに使った材料

使った材料

今回使用した道具や材料です


アイロンプリントシート(白)


カッティングマシン

カッティングマシンはあるとハンドメイド作品が色々作れます。グラフテック社のシルエットカメオが個人的にはお気に入りです

↑A4サイズまでに対応した小型カッティングマシン。初めてのカッティングマシンには最適です

カッティングマシン関係の資材が豊富でハンドメイドグッズ作りにおすすめショップ

ステカ&サプライ ユーロポート

こちらのお店は、カッティングマシンやハンドメイドグッズが作れる機械や材料を販売しています。カッティングマシンはあまり見かけないので、使い方の相談もできて安心!問い合わせも丁寧に返答してくれます。オンライン、実店舗(東京)もあり私もこちらで色々購入&相談しています


アイロン

アイロンでも出来ますが、余裕があるならヒートプレスマシンが良いでしょう


ニット帽

ニット帽は100均でも売っていますし、待てるならGUなどのセールなどを狙っていけば、かなりお安く調達できます!

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ワッチとビーニーとニット帽の違い

ニット帽、ワッチやビーニーなどいろいろな呼び名がありますがこれはなんなのか気になりません?
個人的に少し調べてみました

結論から言うと
ワッチとビーニーはニット帽の種類です


ワッチはもウォッチ(=見る)という語源で、海軍の船見張り役のものがつける帽子が由来。

ビーニーはフチなしの帽子。

ニット帽はニットで編まれた帽子のこと全てを指します

ビーニー(beanie)は折り目がないニット帽のこと

ビーニーは通常、短い丈の帽子で、頭部を覆い、耳もしくは少し上まで届く程度の長さのものを指します。

帽子の分類上は「裾が折り曲げられてないニット帽」を指します。
つまりニットを編んで作られた帽子はすべて「ニット帽」で
ニット帽の中にビーニーという種類があることになります

Fender ライフスタイル Fender® Logo Beanie, Black, One Size 9106111706

ワッチ(WATCH)は折り返しのあるニット帽のこと

ワッチ帽は折り返しのあるニット帽のことで、通常、伸縮性のある素材(主に編まれたウールやアクリルなど)で作られています。これにより、多くの異なる頭のサイズに適応できるうえ、
保温性が高くなります。

軍隊やアウトドア活動などでよく使用されることがありますが、そのシンプルなスタイルと実用性から一般のファッションアイテムとしても広く愛用されています。

(カーハート)Carhartt Acrylic Watch Hat ニットキャップ ニット帽 ワッチキャップ




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