Tシャツはハンドメイドやグッズ制作で王道のアイテム
自分でも着れるし、販売もできて、チームTシャツやプレゼントにもオススメ。
この記事では、シンプルで着やすい、ロゴTシャツのデザインを考えて
ハンドメイドでシルクスクリーン印刷の方法で作る方法を紹介します!
・オリジナルTシャツを自分でつくりたい
・シルクスクリーン印刷に興味がある
・ロゴTシャツが好き
シルクスクリーン印刷のオリジナルTシャツづくりは、
思ったより簡単で、楽しく作れるアイテムなので
Tシャツやハンドメイド好きの方なら、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか
シルクスクリーン印刷を使えば色んなオリジナルグッズが自分で作れるますよ!
それでは、ロゴTシャツをシルクスクリーン印刷でつくる方法を紹介します
シルクスクリーン印刷で自作Tシャツのつくりかた。3つの工程で作れる。
シルクスクリーン印刷はTシャツを自作するのにピッタリの技法です。
ご紹介する3つの工程の中には、
少し難しい部分もあるかもしれませんが、
慣れれば誰でもつくれる位の作業だと思います。
ちなみに、今回は製版という工程は業者さんに頼んで、
全くの初心者でも簡単に作れる方法を試してみました
製版を業者に頼んだ理由は?
自分でシルクスクリーンの版を作る(製版)には、専用の道具が必要なのと
製版の精度が仕上がり品質を左右してしまう為、
手軽に安く・簡単なオリジナルTシャツづくりを体験する意味でも、
製版の制作は業者さんにお願いしました。
※シルクスクリーンの版(スクリーン版)は、シルクスクリーン印刷の際に使用される特殊なフレームとメッシュからなる部品です。シルクスクリーン印刷は、インクが透過性のあるメッシュを通して素材に転写されるプリント技術です。
工程1:ロゴTシャツのデザインを考える
最初に、Tシャツのデザインを考えます
今回のデザインはロゴTシャツで、英語を使ったデザインにします。
英語はFuturaというフォントをもとにロゴを作りました。
Tシャツのデザインを作る時は
パソコンやipadなどで、デザインソフトを使って、作った方が便利ですが、
デザイン原稿は手書きでもつくれます。
シルクスクリーンのデザインを作る場合、
出来るだけ濃い黒1色で作ります。
2色のTシャツの場合、1色につき1種類のデザインが必要で、
2色の場合は2色に分けて2種類のデザイン原稿が必要になります。
2色でも両方、黒色でデザイン原稿を作ります。
デザインは黒1色で作ります。
2色でプリントしたい場合は黒1色のデザインで2色分(2種類)つくりましょう。
工程2:シルクスクリーン印刷用の版をつくる
工程1で作ったデザインデータを元に
シルクスクリーンの版を作ります。
先ほども書きましたが、
シルクスクリーンの版をつくるデザイン原稿は、黒1色で、出来るだけ黒く塗りつぶしておきます。
黒く塗りつぶす理由は?
黒い部分がシルクスクリーンに焼きついて(露光)、
黒かった部分がなくなり(水洗いで黒部分が流れて抜けます)
そこにインクが通って印刷できる仕組みなので、真っ黒にしておかないと
黒くない部分が焼きつかず、水に流れずに版の表面に残ってしまい
綺麗に印刷できなくなります。
デザイン部分の黒色は出来るだけ濃い色にしておくと上手くいきやすいです。
黒色が薄かったり、
黒以外では綺麗に版が作れない事があるので、気をつけたいところです。
自分でもシルクスクリーン用の版は作れますが、
それには、専門の道具が必要なのと、少し難しい工程なので
今回は、安くシルクスクリーン用の版を作ってくれる
お店(業者)を探して発注することにしました
渋谷にあるウエマツなら、安くシルクスクリーンの版ができます
渋谷にあるウエマツなら格安にシルクスクリーン印刷用の版を製版してくれます。
ワンタッチシルク加工という簡易版になりますが、何枚か印刷するには十分使えます。
といっても、簡易版なのでTシャツを数十枚以上刷ると強度が少し弱くなり
綺麗に印刷できなくなる可能性があります。
最初にシルクスクリーン印刷を自分で試してみるのには
ウエマツの版はオススメできます。
A4版(ウエマツワンタッチシル) で¥2,600ほどでした。
日本画材料・洋画材料・額縁 ウエマツ
・住所
東京都渋谷区渋谷2-20-8宮益坂下りそな銀行となり
TEL:03-3400-5556
FAX:03-3400-5554
・営業時間
10:00~19:00(月~土曜日)
10:00~19:00(祝日)
・定休日
年始年末、日曜日
・メール
info@e-uematsu.co.jp
※簡易版なので耐久性はあまりありません。
金額が変わっている可能性があるので、事前にお店に確認した方が良いでしょう。
工程3:作ったシルクスクリーン版で、好きな色のインクを使って印刷・乾燥して完成
無地のTシャツに
シルクスクリーン用の水性インク(Tシャツくん・ダイカラー等)を使って
印刷〜乾燥すれば、自作Tシャツの完成です。
今回の記事では細かい工程内容などは省いていますが、
この3工程でシルクスクリーン印刷でTシャツは作れますよ
シルクスクリーンは印刷時に失敗しやすい【注意点】
シルクスクリーン印刷は手作業なので、慣れるまで失敗する事もあります
失敗で特に多いのが印刷時のにじみやかすれです。
刷り方を頭では理解していても、
いざ実行してみると焦って失敗してしまいがちです(笑)
出来るだけ落ち着いて確実に進めましょう
滲みやかすれ以外で
印刷中にシルクスクリーンが失敗する具体的な事例としては、
インクの不均一な塗布、フレームの張りがゆるい・シワがある、またはシルク(紗)に穴が開いているなどが挙げられます。
これらの問題が発生すると、印刷物の品質が低下し、再印刷や修正の可能性が出ます
シルクスクリーン印刷の刷り方
出来るだけ毎回、同じ環境・状態で印刷しましょう。
上手くいった時と同じように、印刷できるようにすると失敗しずらくなります
何枚も印刷する時は
◇続けて印刷する場合にはインクを途中で追加します。
◇自作でシルクスクリーンで使われる水性インクの場合、
インクが乾くと目詰まりで版が再生不能になりますので、
手元に濡れ雑巾や霧吹きなどを用意しておき、
版の上を湿らせて、綺麗に(インクを)拭き取れば、その後続けて作業も可能です。
◇初心者が5枚以上印刷する時は、
途中で版を一度中性洗剤で水洗い後、乾燥させてから、再度印刷した方が安全です
◇使った道具や版は使用後に中性洗剤をつけて、水洗いすれば綺麗に落ちます(水性インク)。
シルクスクリーン印刷で自作した、オリジナルのロゴTシャツが完成
シルクスクリーン印刷で自作したオリジナルロゴTシャツが完成しました
ロゴTシャツはシンプルだけに奥が深いです。書体を少し変えるだけで印象がかなり変わるのも面白いです。
簡単にできましたが
著者は以前、少しシルクスクリーン印刷の経験があったので、スムーズにできたのかもしれません!
シルクスクリーン印刷とは?基本情報と利点・活用法を解説
ここでシルクスクリーン印刷についてどういう印刷なのかを解説しておきます
シルクスクリーン印刷は、版を使ってインクを素材に直接押し込む印刷技術で、主にトートバッグやTシャツなどに使われます。かつて絹がメッシュとして使用されていたことから「シルクスクリーン」と呼ばれ、現在は耐久性の高いポリエステル素材が主流です。色の発色が良く、インクの耐久性も高いため、大量生産や広範囲のプリントに適しています。
特徴とメリット
- 鮮やかな発色:布地や紙などに適し、はっきりとした色彩を表現。
- 多様な素材に対応:布、プラスチック、金属など幅広い素材に印刷可能。
- コスト効率:大量生産に向いており、版を再利用できるためコストダウンが可能。
注意点
- 多色印刷が難しい:多色や細かいデザインには不向き。
- 納期が長い:版作成や乾燥時間がかかるため、短納期には不向きです。
活用例
トートバッグやTシャツの制作をはじめ、販促用グッズや名入れ商品など、広範囲に印刷が必要なケースに最適です。
まとめ
はじめて
シルクスクリーン印刷でロゴTシャツをつくる時は
版だけ業者さんにお願いして、
デザインと刷る(プリント)工程を自分でやってみるのもオススメです
全部の工程を自分でもできますが、手間と時間がかかるのと
万が一、失敗してシルクスクリーン印刷が苦手になってしまうと悲しいですからね
まずは自分の好きな・欲しい
デザインを自分でTシャツにプリントする楽しさを体験してみましょう!
もちろん、
目的が
オリジナルのTシャツをつくりたいのか
シルクスクリーン印刷の技法を習得したいのか
コストをかけたくないのか
にもよると思いますが、
ほとんどの人はまずTシャツを作ってみたい!
という目的が多いのではないでしょうか
ぜひ一度、自分だけのオリジナルTシャツを作って、楽しんでみてください!
PICK UP
ロゴTシャツ
CANINI-TOKYO
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